~日頃から「物忘れ」がちょっと気になる方へ~
超高齢化が進む中で、年齢が進むにつれ、腰やひざの痛みなどと共にみられる症状の一つに「物忘れ」があります。物忘れが年のせいなのか、あるいはすでに「認知症」という病気なのか気になるところです。頭の健康診断と思って一度「物忘れ外来」にご相談ください。さらに「治療で治る可能性がある物忘れ」を見逃してはいけません。
聴力低下(難聴)も認知症の発症因子に関与していると言われています。当院では耳鼻咽喉科もありますので同日に診察・検査が可能です。
介護に困ったご家族の方からのご相談も受付ております。
予約の上ご来院ください。
● 頻度 日本における65歳以上の認知症の人の数は約600万人(2020年現在)と推計され、2025年には約700万人(高齢者の約5人に1人)が認知症になると予測されています。
● MCI (軽度認知障害)
認知機能の低下がみられますが、日常生活に支障はありません。アルツハイマー病への年間移行率が10%程度です。生活習慣の改善を行うことも進行の予防に大事です。
● 病型
1)アルツハイマー型認知症
2)血管性認知症
3)レビー小体型認知症
4)前頭側頭型認知症
5)その他、治療可能な認知症(慢性硬膜下血種、甲状腺機能低下症、ビタミンB1欠乏症、ビタミンB12欠乏症、葉酸欠乏症など)
● 主な症状
1)記憶障害
2)行動・心理症状(BPSD)
● 治療
1)内服薬がありますが、患者さんを診察したうえでの検討になります。
2)「治療可能な物忘れ」の治療
● 家族の支援
● 社会資源の活用
● 地域の支援
● 医療連携 など