当クリニックでは舌下免疫療法を行っております。
舌下免疫療法はアレルギー性鼻炎に対する治療のひとつで、スギとダニのアレルギーに対して行うことができます。
スギやダニの抗原を少量ずつ身体に取り込むことによって、身体をスギやダニに対して慣れさせていきます。
一般的にアレルギー性鼻炎は喘息と異なり、小児期に発症し大人になるにつれて症状が軽くなるものではありません。
将来的に抗アレルギー薬を減量したい方や抗アレルギー薬のみでは症状が十分に抑えきれない方には舌下免疫療法がおすすめです。
スギ花粉アレルギーの舌下免疫療法は花粉が飛んでいない時期(6月から12月)に開始する必要があります。
ダニアレルギーの舌下免疫療法は一年中いつでも開始することが可能です。
ぜひお問い合わせください。
当クリニックではアレルギー性鼻炎に対してトリクロール酢酸を使用した下甲介粘膜焼灼術を行っています。
アレルギー性鼻炎は空気中を浮遊しているスギなどの花粉やハウスダストなどのアレルゲン(抗原)が鼻粘膜に付着する事で引きおこされます。
トリクロール酢酸を用いた下鼻甲介粘膜焼灼術は、アレルギー反応の主な場所である下鼻甲介にトリクロール酢酸を塗布することによってアレルギー反応を抑える治療法です。
症状の改善度は鼻づまりに対して約70%、鼻水に対して約60%、くしゃみに対しては約50%といわれています。
個人差はありますが、効果は1~2年間持続します。
また、効果が切れた場合は、繰り返し手術を行うことができます。
スギ花粉の飛散する時期の前に行う必要がある治療ですので、ご希望の方は12月中の治療をおすすめしております。
ぜひお問い合わせください。
上咽頭は鼻の一番奥の部分で、鼻と咽頭の境目に位置します。そのため、鼻から入ったほこりや細菌、ウィルスがつきやすい部分です。
免疫力がある場合は感染を起こしてもすぐに治ります。
しかし、疲れやストレスなど免疫の低下した状態では炎症が自然に改善せず慢性化してしまうことがあります。
上咽頭炎になると、のどが痛い、鼻の奥に違和感がある、鼻がのどに流れ落ちる(後鼻漏)、喉や耳の違和感、頭痛、肩こり、全身疲労感、めまいなどの症状につながるといわれています。
新型コロナウィルス感染症の後遺症と上咽頭炎の関連が指摘されており、当院では新型コロナウィルス感染症の発症から1ヶ月経過した後遺症の方を対象にBスポット療法を行なっております。
Bスポット療法とは、上咽頭に塩化亜鉛をという消炎剤を直接塗布する治療法で、週に1~2回の頻度で行います。
上咽頭の炎症が強い方ほど処置後は痛みを強く感じ、翌日まで痛みや鼻汁が続くこともありますが、治療を続けるうちに痛みは徐々に軽くなります。
ご希望の方はどうぞお問い合わせください。
新しい「片頭痛」の治療【片頭痛予防薬「エムガルティ」「アジョビ」「アイモビーグ」】
片頭痛(頭痛もち)の患者さんは、いつ頭痛が起きるか予測できないために不安であったり、仕事に集中できなかったり、いろいろな約束ができないなど生活の質(QOL)が低下します。
これまでも発作時に服用する急性期治療薬がありましたが、当院では新しい予防治療薬(発症抑制薬)「エムガルティ」「アジョビ」「アイモビーグ」を採用しています。片頭痛発作が起こるのを抑えるための新しいタイプの薬です。
1か月に1回程度の注射の継続で改善が得られます。保険診療の適応ですが、1回あたり14,000円程度の費用がかかります。
【これらの薬のメリット】
・頭痛の回数が減少する
・急性期の治療薬の効き目が良くなる
・日常生活の支障が軽減する など
ご希望の方は内科外来でご相談ください。
~日頃から「物忘れ」がちょっと気になる方へ~
超高齢化が進む中で、年齢が進むにつれ、腰やひざの痛みなどと共にみられる症状の一つに「物忘れ」があります。
物忘れが年のせいなのか、あるいはすでに「認知症」という病気なのか気になるところです。
頭の健康診断と思って一度「物忘れ外来」にご相談ください。さらに「治療で治る可能性がある物忘れ」を見逃してはいけません。
聴力低下(難聴)も認知症の発症因子に関与していると言われています。
当院では耳鼻咽喉科もありますので同日に診察・検査が可能です。
介護に困ったご家族の方からのご相談も受付ております。
予約の上ご来院ください。
● 頻度
日本における65歳以上の認知症の人の数は約600万人(2020年現在)と推計され、2025年には約700万人(高齢者の約5人に1人)が認知症になると予測されています。
● MCI(軽度認知障害)
認知機能の低下がみられますが、日常生活に支障はありません。
アルツハイマー病への年間移行率が10%程度です。生活習慣の改善を行うことも進行の予防に大事です。
● 病型
1)アルツハイマー型認知症
2)血管性認知症
3)レビー小体型認知症
4)前頭側頭型認知症
5)その他、治療可能な認知症(慢性硬膜下血種、甲状腺機能低下症、ビタミンB1欠乏症、ビタミンB12欠乏症、葉酸欠乏症など)
● 主な症状
1)記憶障害
2)行動・心理症状(BPSD)
● 治療
1)内服薬がありますが、患者さんを診察したうえでの検討になります。
2)「治療可能な物忘れ」の治療
● 家族の支援
● 社会資源の活用
● 地域の支援
● 医療連携 など
◆ インフルエンザと新型コロナワクチン接種
10月1日からインフルエンザワクチン、新型コロナワクチンの接種を開始しております。 接種予診票をお持ちの定期接種の方、65歳未満で任意接種の方も、予約なしでも診療時間内に受け付けております(木曜の午後は除きます)。 23区・三鷹市・武蔵野市の方も受け付けます。
◆ 高齢者肺炎球菌「定期」予防接種
東京23区の接種券をお持ちの方は当院で接種が可能です。(自己負担額1,500円) 健康な人は1回の接種で5年間以上効果が持続するといわれています。 費用助成はお一人につき生涯1回限りです。 助成の有無にかかわらず、過去に一度でも23価肺炎球菌ワクチンを接種したことがある方は、助成の対象になりません。 電話でご予約をお願いいたします。
◆ 帯状疱疹ワクチン
※令和5年4月1日より、杉並区で費用の一部助成をしています。
費用助成を受けられるのは、生涯に一度、かつ、いずれか一方のワクチンのみです。 対象者の条件など詳細につきましては、杉並区ホームページをご確認ください。
◆ 風疹ワクチン
先天性風疹症候群の発生を防ぐために、抗体検査および予防接種が推奨されています。 ご希望の方は、お電話または窓口にてご予約をお願いいたします。 ※昭和37年(1962年)4月2日から昭和54年(1979年)4月1日の間に生まれた男性は、お住まいの区市町村から送られたクーポン券のご利用で、風疹抗体検査と予防接種を原則無料で受けることができます。 ※杉並区で抗体検査と予防接種費用の助成をしています。対象者の条件など詳細につきましては、杉並区ホームページをご確認ください。